予防接種(ワクチン)を受けましょう
予防接種(ワクチン)は病気を防ぐために必要な免疫を安全につける方法です。
予防接種(ワクチン)の対象となっている病気は、命や健康に大きな影響をもたらす重大なものばかりで、根本的な治療がなかったり、後遺症を残すものも少なくありません。
接種できる年齢になったら、体調の良いときに早めに受けておきましょう。
vaccination
予防接種(ワクチン)は病気を防ぐために必要な免疫を安全につける方法です。
予防接種(ワクチン)の対象となっている病気は、命や健康に大きな影響をもたらす重大なものばかりで、根本的な治療がなかったり、後遺症を残すものも少なくありません。
接種できる年齢になったら、体調の良いときに早めに受けておきましょう。
※ 母子手帳に記録を残しますので、必ずお持ちください。
※ 問診票の必要箇所をご自宅でご記入し受診してください。待ち時間が少なくスムーズに診療をお受けいただけます。
毒性を弱めた生きた病原体を接種し、体の中で免疫を作ります。生ワクチンを接種してから次の生ワクチンを接種するまで27日以上の間隔をあけることが必要です。
病原体から免疫を作るために必要な成分を取り出して、何回か接種して免疫をつくります。
B型肝炎ウイルスは、感染すると体に住み着いた状態(キャリア)になることがあり、肝炎や肝硬変、肝臓がんの原因になります。
ワクチンで予防できることを知らずに感染してしまったり、感染していることに気づいていない人も多いといわれます。
生後2ヶ月で1回目、1ヶ月後に2回目、さらに4-5ヶ月後に3回目を接種します。
3回目の接種まで済んでいるか再確認しましょう。任意接種でも受けることができます。
1歳になったら1回目、その後3ヶ月以上あけ、できれば2歳までに2回目を接種しましょう。
初回の2回接種後、6ヶ月以上あけて1期追加があります。
まだ接種されていない方は接種しましょう(7歳半までは公費で接種可)。
9歳から13歳未満のお子さまは、2期分の接種をしましょう。
おたふくかぜで耳が聞こえなくなることがあります。
約1000人に1人ですが、難聴が治らないことがあり、まれに両方聞こえなくなることもあります。
おたふくかぜによる難聴は、ワクチンで予防できます。
1歳になったらMRワクチン、水痘ワクチンと一緒に接種しましょう。
3-5年後には抗体が低下するといわれますので、年長さんになったら2回目を接種することをお勧めします。
ロタウイルスは感染性胃腸炎の原因となる代表的なウイルスです。
ロタウイルス胃腸炎は、症状が悪化しやすいのが生後6ヶ月から2歳までの乳幼児です。
ご兄弟がいたり、保育園に通園している1歳未満の乳児では感染の機会が増えます。ワクチンを早めに接種して予防しましょう。
ロタウイルスワクチンは内服するタイプのワクチンで、2回接種と3回接種があります。
どちらのワクチンも接種できる期間に限りがある(初回を生後14週6日までに接種することが勧められています)ので注意しましょう。
百日咳は、ワクチン(以前は三種混合、現在は四種混合ワクチンとして接種しています)を接種していても4歳ごろになると免疫が低下してしまうため、5歳ごろからかかってしまうお子さまが増加することが問題視されています。
2018年から全数把握対象疾患になり、百日咳に罹患した患者さんの発生動向がわかるようなりました。2018年の年間の百日咳患者報告数は11,190例で、年齢別でもっとも多かったのが7歳をピークとした5-15歳未満のお子さまでした。
小さいお子さまがいるご家庭では、兄弟間で感染することもあり、重症化する可能性があります。川崎市内でも毎週一定数の百日咳感染が報告されています。
2018年8月、小児科学会から小学校入学前に「三種混合ワクチン(DPT)」の追加接種が推奨されるようになりました。また、11歳になると接種する二種混合ワクチン(DT)のかわりに三種混合ワクチン(DPT)を接種することも勧められています(ただし任意接種となります)。
シナジスはRSウイルス感染症が重症化するのを予防するお薬(モノクローナル抗体製剤)ですが、近くのクリニックで取り扱っているところは多くはなく、接種のために遠方の総合病院を受診しないといけない患者さんもいらっしゃると思います。
また接種できる曜日が限定されている場合もあり、なかなか予定が合わないことも少なくないと思います。
当院では、このような患者さんが困らないようにシナジス接種も行いますので、ぜひご活用ください。
RSウイルス感染流行時期に入る7月から(翌年4月まで)です。最新の接種開始時期はホームページでご案内いたします。
クリニックに直接ご連絡ください。
シナジスは、RSウイルス感染症にかかったときに、症状が重くなる(重症化)のを予防するお薬(モノクローナル抗体製剤)で、RSウイルスに対するワクチンではありません。
このお薬は、すべてのお子さまが対象(保険適応)となるわけではなく、『RSウイルスに感染したときに重症化しやすいお子さま』が対象となります。
*対象かどうかなどご不明な場合には、クリニックに直接お問い合わせください。
RSウイルスは、主に冬に流行するかぜの原因となるウイルスです。(最近では夏や秋にもみられます)。
RSウイルスは、2歳までにほとんどのお子さまが感染するといわれるほど感染力が強く、1歳までの乳児が感染すると症状が重篤になる場合があります。
通常は、38~39度の発熱、鼻汁、咳嗽といった「いわゆるかぜ症状」ですが、ぜーぜー(喘鳴)がひどくなる「細気管支炎」という状態や、呼吸困難となり酸素投与や呼吸器管理を要する状態に陥る場合があります。
早産で生まれたお子さまや、肺や心臓に病気をかかえるお子さまの場合にはとくに注意が必要です。
母子手帳は、予防接種(ワクチン)の大切な記録を記入します。忘れずに持参しましょう。
接種当日、体調をよく観察し、変化がある場合には伝えてください。
受診する時は、腕がまくりやすい服装だとスムーズです。
このような場合は必ずご相談を