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こどものこころとからだシリーズ その2

みなさま明けましておめでとうございます。

昨年からコロナで大変な中、こどもたちも不安を感じながら年始を迎えたことと思います。

少しでもその不安の解消に役立てる様つとめて参りたいと思います。

今回取り上げるテーマは「書字障害」です。

 

いま、私はこの原稿をワパソコンで書いています。もし、私の手書き文字の原稿をそのまま載せたら「ミューザ川崎こどもクリニックのドクターブログが見苦しい!」と苦情が殺到することでしょう。パソコンはとても有難いです。

カルテも今や電子カルテが普通になりました。漢字も自動変換で楽チン。

 

なのに、こどもは学校で手書きを強いられます。この「文字を書く」ことがとんでもなく負担に感じるのが「書字障害」です。

 

こどもが書いてきた連絡帳が判読不明、ということはありませんか?書いた本人も読めず、結局必要なものを持って行けなかった…しょんぼりして帰って来るのですが、その日の連絡帳を見てもやはり何が書いてあるか分からない…

 

算数の授業では、文章題をノートに書き写すだけで時間がかかり、肝心の問題を解くところまでたどり着かず、算数の成績まで悪くなってしまう。もちろん作文や感想文を書くなんてのはもってのほか。

小学校の宿題の中で、漢字と作文の占める割合が高いため、宿題も苦痛。「まだ宿題やっていないの!」と叱られ、なんとか書いた漢字も直されてばかりでマルがもらえず。

字を書くことが苦手なのは知能とは無関係なはずなのに、成績も芳しく無くて学校嫌いになることもよくみられます。不登校の原因になっていることも少なくありません。

 

もちろん、書くことと読むことは密接に関係しており、書字障害、読字障害を併発していることも珍しくありません。(読字障害については改めて書きますね。)

 

学校の先生がこの疾患を知らない、気づかないことも多いように感じています。読み書きが苦手な人が学校の先生になることは少ないのでしょうね。

 

書字障害ということが分かれば、対応を考えることができます。

 

学校に行きたがらない、宿題が大嫌い、漢字が正しく書けない、連絡帳が判読不明…などありましたら、小児科に相談に来てください。その際は授業で使用しているノートやテストの答案、漢字ドリル、連絡帳などもご持参いただけると助かります。

 

院長 三井 理恵
記事監修
院長 三井 理恵

群馬大学医学部医学科 修了、東京医科歯科大学医学部 皮膚科、東京医科歯科大学関連病院。

皮膚科専門医、日本アレルギー学会、接触皮膚炎学会、日本研究皮膚科学会

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小児科顧問 三井 俊賢
小児科顧問 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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