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元気なお子さんのおしりを拭いた後に血がついている、排便時にいきみが強かったり痛がる、うんちに血が混じっている、ということはありませんか?
そんな時は、裂肛(れっこう)があるかもしれません。受診されると、便秘が判明することも多くあります。裂肛の主な原因は、便秘の硬いうんちが出る時に粘膜を刺激して炎症が起こることを繰り返し、徐々に裂け目が大きくなってできることです。すると肛門付近が痛くなるため、便を我慢しがちになってさらに便秘が進む、という悪循環になっていることがよくあります。その場合、軟膏治療だけではなく便秘の治療も並行して行う必要があります。
普段はケロッとしているので相談するまでもないかなとお感じの症状でも、こういった症状がある場合は、ぜひ受診での相談をお勧めします。
なお、下痢便に血が混じっている、元気がない、嘔吐や発熱を伴う、などの場合は、細菌性腸炎や腸重積など早急な対応が必要な可能性がありますので、様子を見ずに速やかに医療機関を受診してください。
慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。
日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
医学博士、小児科専門医、小児科指導医