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川崎市では8月下旬より、インフルエンザの小流行が見られますが、これから冬に向けて更に感染が拡大することが懸念されます。インフルエンザの予防には、手洗い、マスク、咳エチケットのほか、ワクチン接種がとても重要です。
インフルエンザウイルスは毎年変異しながら流行します。インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行が予測されるウイルスを用いて製造されるため、毎年接種することが勧められています。昨年接種された方、もうインフルエンザに感染した方も接種しましょう。
特に接種が勧められる人
・基礎疾患を持つ人
・医療関係者
・妊婦
・6か月以上の乳幼児
・集団生活をしている人(保育園、幼稚園、学校、職場など)
つまり、6か月以上のお子さんからご高齢の方、すべての人に接種が勧められます。
ワクチンの効果、効果の持続期間
ワクチンの目的は、発症予防と重症化防止です。インフルエンザワクチンは発症予防、重症化防止ともに有効性が証明されています。また、ワクチンの効果は5~6か月続きます。
卵アレルギーの方
インフルエンザワクチンは製造工程で有精卵を使用していますが、卵成分の混入は極めて
微量なため、卵アレルギーがあっても多くの方は安心して接種できます。
ただし、アナフィラキシーなど重篤な症状の既往がある方は、接種するべきか主治医の先
生とご相談しましょう。
<参考資料>
・厚生労働省 インフルエンザ(総合ページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html
・予防接種に関するQ&A集
http://www.wakutin.or.jp/medical/pdf/qa_2022.pdf#page=259
慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。
日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
医学博士、小児科専門医、小児科指導医