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医院案内|川崎市幸区の小児科・皮膚科|ミューザ川崎こどもクリニック

スギ花粉症で毎年困っていませんか?舌下免疫療法がお勧めです

スギ花粉症が辛い季節になってきましたが、皆さん、体調はいかがでしょうか?くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどで毎年この時期は憂鬱・・・という方も多いかと思います。関東ではスギ花粉は3月中旬頃がピークとなります。今年の花粉の飛散量は昨年度よりも「やや多め~多め」と推測されています。

 

スギ花粉症は小学生~成人に多いですが、最近は低年齢化していて、園児にも見られるようになりました。花粉症は一旦発症すると自然に治ることは稀で、成人以降も続き、ご高齢になると症状が和らぐと言われています。お子さんが花粉症のために、外遊びやスポーツが思い切りできない、勉強に集中できない、しかも今後何十年も毎春続くというのはかわいそう、なんとかしてあげたい!と思うのが親心・・・ですよね。

 

スギ花粉症の一般的な治療は、➀マスク・ゴーグルなどでスギ花粉が体内に入るのを防ぐ、②抗アレルギー薬の内服薬・目薬、③ステロイド点鼻薬です。これらは即効性があり、「今まさに辛い症状をなんとかしたい!」という方に有効な治療で、当院でも処方を行っています。しかし、これらは薬が効いている間に一時的に症状を和らげる治療であり、根本的に花粉症の体質を治すものではありません。

 

そこで、毎年辛い症状が出る方にはスギ花粉症の体質を根本から治す、「舌下免疫療法(シダキュア)」がお勧めです。毎日スギの成分を含むお薬を摂取することで、少しずつ体をスギに慣らしていき、アレルギー症状が起こらないようにするという治療です。当院では5歳以上のお子さんから成人の方まで(親子一緒にも)治療を行っています。スギ花粉が飛んでいる時期は副反応が出やすいため、概ね6月~12月に治療を開始し、3~5年間継続します。効果は1シーズン目から実感頂けることが多く、治療終了後も年余に渡り持続すると言われています。舌下免疫療法を行っている患者さんは、「スギ花粉の時期にアレルギーの薬を飲まずに過ごせた!」、「例年より軽い症状で済んだ」「他の家族にも勧めています!」と喜んで下さることが多いです。一方で、1~2割の頻度で効果が出にくい患者さんがいらっしゃることも分かっています。

 

治療を始める前にアレルギー検査(採血)を行います。治療初日は、口の中のかゆみやごく稀に全身性のアレルギー反応が出る可能性があることから、院内で投与を行い、2日目以降は自宅で継続します。受診頻度は治療開始時は月数回、以後は月1回です。

 

舌下免疫療法にご興味のある方、花粉症の薬の処方を希望される方は是非気軽にご相談にいらして下さい。

院長 河野 一樹
記事監修
院長 河野 一樹

慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。

日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会

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小児科顧問 三井 俊賢
小児科顧問 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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