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小児科は何歳までかかれるのか
こたえ: 何歳までという決まりはありません。
以上
今回のブログ、これだけで終わらせたかったのですが、多分このままではブログアップしてもらえないのでもう少し掘り下げます。
まず、何歳から小児科が診るのか、これは簡単。産まれた瞬間から、です。そこからワクチンや乳児健診、風邪をひいたりお腹が痛いなどで小児科にかかる様になり、気付くとあまり病気をすることもなくなりいつの間にか成人になる、そんなイメージがあると思います。
てんかんや先天性の疾患については小児科医師が、その専門家であることが多く、ずっと小児科を受診している方のなかには、もう50代の方もいらしたりします。
でもそういう病気では無い場合、一般的には抵抗無く小児科にかかるのはだいたい中学生まで、ということが多いと思われます。
でも、そこで『ちょっと待った!』というのが今日のブログの趣旨なのです。
実は、小児科医師というのはかなりアレルギーに精通しております。スギ花粉症の検査、アレルギーの薬の処方や舌下療法は大人でも対応できます。また、ワクチンについては毎日沢山接種していますので腕もたしかですし、知識も豊富です。今は日本脳炎や子宮頚がんワクチンの打ち漏れのフォローもしています。水痘やおたふく風邪のワクチンを一回しかしていない、B型肝炎ワクチンをまだしていない、などももちろん対応致します。
その他の場合、小児科からずっと続いていらしている方はそのまま受診なさってください。また、高校生以降になって初めて受診される場合は電話で相談していただければと思います。
私たちはかつてこどもだった患者さまがしっかり大人に成長していく姿を見るのが何よりの喜びなのです。そして同時にああ、私も年を取ったなぁとしみじみもするのですが…
最後に日本小児科学会からの提言を参考までにお載せいたします。
小児科医は子ども達が成人するまで見守ります
日本小児科学会では、小児科が診療する対象年齢を、現在の「中学生まで」から「成人するまで」に引き上げること、そして、その運動を全国的に展開することを、平成18年4月に決定しました。これまで小児科に通院していた15~20歳の方はもちろん、これまで小児科に通院していなかった15~20歳の方も、どうぞ、気軽に小児科医に御相談下さい。小児科医は、積極的に診察して参ります。
もちろん、明らかに内科など小児科以外の科がふさわしいと思われるケースの場合はその様にお伝えします。ご安心下さい。
https://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=66
慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。
日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
医学博士、小児科専門医、小児科指導医