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新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除後、通園・通学が徐々に再開される中で、「鼻水・咳が出ました」「熱が出ました」と体調を崩して外来受診される患者さんが増えてきました。では今、川崎市では何の感染症が流行っているのでしょうか?
川崎市の下記ウェブサイトでは、市内の医療機関から報告された情報に基づいて現在流行している感染症の情報が載せられています。
http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html
「感染症週報(令和2年第28週)」によると、令和2年7月6日〜7月12日の間に報告された数が多かった疾病は、(1)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(いわゆる「溶連菌」)、(2)感染性胃腸炎、(3)突発性発疹、でした。(1)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、(2)感染性胃腸炎は今年5月上旬と比べると増加傾向にあります。市内の区別の報告数をみると、川崎区において感染性胃腸炎の報告数が他の区に比べて多くなっていました。
(※各疾患については当院の下記サイトをご覧ください)
https://mk-kodomo.com/medical/medical01.html
市内の流行状況は上の通りですが、通っている園や学校などの流行状況も診断においては重要な情報です。体調を崩して受診される際には、園や学校からの情報を一度確認していただければと思います。
慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。
日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
医学博士、小児科専門医、小児科指導医