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医院案内|川崎市幸区の小児科・皮膚科|ミューザ川崎こどもクリニック

思春期早発症ってなに?~ちょっと早すぎる成長、気になったら~

 

新学期も始まり、身体測定や健康診断などの行事がひと段落するころですね

 

「最近うちの子、急に身長が伸びてきた気がする…」

「お友達と比べて、ちょっと成長が早すぎるかも?」

 

そんな風に感じた保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回は、そんな“ちょっと気になる成長”に関係する**「思春期早発症」**について、少しお話しさせていただきます。

 

◆思春期早発症とは?

 

思春期とは、性ホルモンの影響で体に変化が起こり、心も体も大人へと近づいていく時期です。

男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしい体つきに変わり、やがて生殖機能を持ち、成長が止まる…それが自然な思春期の流れです。

 

ですが、「思春期早発症」は、本来よりも早い時期に性ホルモンが分泌されてしまうことで、思春期の体の変化(二次性徴)や急激な身長の伸び(思春期のスパート)が早く始まってしまう状態です。

 

◆成長曲線を描いてみよう!

 

思春期に入ると、性ホルモンの働きで身長がぐんと伸びるため、成長曲線を見ると、標準よりも早いタイミングでグッと上に向かっていくことがあります。

 

「うちの子、大丈夫かな?」と思ったら、まずは成長曲線を描いてみるのがおすすめです。母子手帳や健康診断の記録を活用してみてくださいね。

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/02/dl/s0219-3b.pdf
→厚生労働省の成長曲線です。印刷をして記入してみてください!

 

◆思春期早発症の主なサイン

 

<男の子の場合>

・9歳までに精巣(睾丸)の発育がみられる(通常は9歳半~13歳半)

・10歳までに陰毛が生える

・11歳までにわき毛・ひげ・声変わりがみられる

 

<女の子の場合>

・7歳6か月までに乳房のふくらみが始まる(通常は7歳6か月~12歳)

・8歳までにわき毛・陰毛が生える

・10歳6か月までに生理が始まる(通常は10歳6か月~14歳)

◆気になったら、まずはご相談を!

 

「えっ、そんなに早く…!?」と驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、過度に心配しすぎる必要はありません。

 

気になる症状がある場合は、一度受診してみることをおすすめします。

 

当院ではお電話でのご予約を承っております。

ご来院の際は、母子手帳やこれまでの成長記録などをご持参ください。

診察後、必要に応じて血液検査や専門医へのご紹介も行っています。

 

お子さんの健やかな成長を見守るためにも、気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。

 

院長 河野 一樹
記事監修
院長 河野 一樹

慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。

日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会

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小児科顧問 三井 俊賢
小児科顧問 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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