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授乳中のママと花粉症
Q.母乳をあげているのに、お薬のんでもいいのでしょうか?
花粉症の季節、いかがお過ごしですか?
子育てをしていると、お母さん自身のことはそっちのけですよね。
また、「母乳をあげているのに、お薬のんでもいいのかな」
「断乳しないとお薬のめないかな」となやんでいるお母さんもいらっしゃると思います。
花粉症の時に処方するお薬に、アレルギー症状を抑えるお薬があります。
アレルギーのお薬は種類によって眠気や鎮静作用が現れます。それを飲んで授乳をすると
お子さんも同じような影響が出る可能性があります。
しかし、最近は眠気や鎮静作用がより出にくいお薬があり、
それを選択することで、母乳育児を続けながら花粉症の治療ができます。
そのお薬がこちらです
①眠気が少ない抗ヒスタミン剤:眠気が出にくく、母乳に移行する薬の量が少ないため、授乳中のママも内服できます。授乳の継続も問題ありません。
②点鼻・点眼薬:目や鼻に投与するため、血液中に移行しないので、母乳にもほとんど移行しません。
目のかゆみ、鼻水、はなづまりでイライラすると、子育てもつらくなります。
我慢しないで、はやめにご相談いただき、花粉症を乗り越えましょう。
さらに、お薬と一緒に、花粉に触れない対策も大切です。
・花粉を避ける。
・テレビなどの花粉情報に注意し、花粉の多い日はなるべく外にでない。
・外出時にはマスク、眼鏡、帽子を着用する。
・窓や戸を閉め、室内に花粉が入らないようにする。
・帰宅したら洋服に付いた花粉を落とし、顔を洗い(眼と鼻の穴も)、うがいをする。
・洗濯物を室内に干す。
ミューザ川崎こどもクリニックでは、お母さんにも処方できます。お気軽にご相談ください。
慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。
日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
医学博士、小児科専門医、小児科指導医