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熱中症は十分な知識があれば確実に予防が可能です。
予防について正しい知識を持ち、万一の場合の応急処置を知っておくことが必要です。
熱中症を防ごう
①気温だけでなく湿度にも注意する:
湿度が高い環境では、汗が蒸発しにくいため体温を下げることができずに熱中症の危険が高くなります。
気温30℃湿度80%以上では運動は原則中止
気温30℃湿度30%以上、または気温が26℃でも湿度が60%以上ある場合には激しい運動を避けることが必要です。
②こまめに水分を補給する:
30分に1回、50~100cc程度のこまめな水分を補給してください。
ナトリウムを含むイオン飲料の補給が理想的です。
③暑さに慣らす:
熱中症は、急に暑くなった日など、暑さに慣れていない場合に多く発生します。
準備運動をよく行い、暑さに徐々に慣らしてください。
④体調管理:
熱中症の発生には個人の体調が関係します。
風邪、朝食を抜く、寝不足、持病のある人では、熱中症をおこしやすく注意が必要です。
熱中症の応急処置
涼しい場所で、足を高くして寝かせ、塩分を含んだ飲料を補給します。吐き気などで飲料が摂れない、ふらつく、突然座り込む、応答が鈍い、もうろうとしている場合には、すぐに救急車を要請し、救急車到着までの間、身体を冷やします。衣服を脱がせ、水をかけたり、頸部、脇の下、足の付け根などの太い血管のある場所を氷やアイスバッグで冷却します。たとえ休養や水分補給で症状が改善しても、その後の運動は中止し慎重に経過観察することが必要です。
慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。
日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
医学博士、小児科専門医、小児科指導医