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赤ちゃんの耳をよく見ると、耳の近くに小さなくぼみや、キリで開けたような小さな穴が見つかることがあります。これは生まれつき生じる耳瘻孔(じろうこう)といって、そんなに珍しい病気ではありません。特に症状が無いことが多いので、そのまま成長した場合は、実は大人の方もよく見ると発見できることもあります。片側だけのこともありますし、左右両側の耳の側にできることもよくあります。
穴があるだけで症状が無ければ何もする必要はありませんが、中には赤く腫れたり、穴から膿が出てくることがあります。この場合は炎症を起こしており治療が必要ですので、早めに小児科もしくは皮膚科を受診してください。
穴は一見小さくても、実は奥が深かったり、細かく枝分かれしていることもあるので、詳細な診察は小児外科の受診が必要です。たまに、針で刺して膿を出してみようとする方がいらっしゃるのですが、危険ですので絶対にやめてください。
炎症が治まっても繰り返す場合、もしくはその恐れのある場合は手術で根本的に治す必要がありますので、当院からも小児外科や形成外科のある病院に時々ご紹介しています。健診やワクチンの際でも結構ですので、気になるところがありましたらお気軽にご相談ください。
慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。
日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
医学博士、小児科専門医、小児科指導医