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赤ちゃんの頭は生後1年、特に6か月まではどんどん大きくなります。そのため、寝るときの向きぐせなど、長い時間同じ部位に圧力がかかると頭のかたちがゆがみます。
頭のかたちのゆがみは、斜頭症、短頭症、長頭症の3つに分類されます。
斜頭症:頭のどちらか片方が平坦になり、頭頂からみて左右非対称に見える形
短頭症:頭頂からみて頭の幅に対して前後が短く見える形(いわゆる絶壁頭)
長頭症:頭頂からみて頭の幅に対して前後が長く見える
<頭のゆがみを防ぐには?>
出生後から生後6か月頃までタミータイムを取り入れることで防ぐことができます。
タミータイムとは保護者のお腹の上や固いマットの上で腹ばいになることです。
定頚前の腹ばいは乳幼児突然死症候群のリスクがあるため、保護者の方に見守られながら行うことが大切です。
<ゆがんでしまった時には?>
体位交換や枕などを用いて、へこんでいる側をベッドなどに接地させない(圧力をかけない)ようにすることで改善していきます。
重症例では改善の度合いに限度があるため、ヘルメット治療が勧められます。
ヘルメット治療は有効性が高く、安全に行うことができます。ただ、自由診療のため、費用が高額です。どのくらい費用がかかるかは、実施しているクリニック、病院などに確認してみてください。
「頭のかたち外来」
当院の「頭のかたち外来」では、ノギスによる計測・重症度判定、必要に応じてヘルメット治療を勧めています。
診察の流れや予約日時・方法はこちらをご参照ください。
https://mk-kodomo.com/medical/medical18.html
慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。
日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
医学博士、小児科専門医、小児科指導医