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ADHDとは
正しくは注意欠陥/多動性障害といいます。(本当はAD/HDになります。)落ち着きが無いことばかりがクローズアップされますが、注意欠陥の方が問題になることが多い様に感じます。
多動症の典型的な行動は、教室でうろうろ立ち歩く、というもの。立ち歩くだけではなく、友達にちょっかいを出したり教室から勝手に出て行ったりするので、保護者から苦情が来たり先生から一度病院で相談してくださいと言われることがあります。
これほどでなくても、いつもそわそわ動いている、よそ見ばかりしている、鉛筆や消しゴムを落としてばかりいる、なんていうのも当てはまります。自分もこどもの頃そうだったと思う人もいるのではないでしょうか。
年齢と共に多動は減りますが、注意欠陥は残ります。つまり「うっかり」が多い、ということになります。その程度が問題です。例えば人のものを断りなく「うっかり」使ってしまうことも。その事で持ち主が困るとか、先生に叱られるということにまで考えが至らないのです。また、「うっかり」信号もよく見ずに道路を渡ったりします。事故に遭うかもしれない、とまでは考えないのです。ちなみにテストでの「うっかりミス」は大変多く、引っかけ問題には必ず引っかかり、最後まで良く読まずに答えを書いたりするので、あまりいい点数は取れないということになります。
このように上手く行かないことが多くなると鬱になり、鬱でじっとしているが実はADHDがベースにある、というケースもあります。
そもそもこどもというのは落ち着きがないものなので、それが多動症レベルなのか単に元気がいいだけなのか、親御さんにとって判断はなかなか難しいと思います。また、ちまたにはADHDに関して沢山の情報があふれ、心配を募らせている方もいらっしゃると思います。
見極めは専門の医師にお任せした方がいいと思います。
治療の一環として投薬治療もあります。ADHDの薬の中には処方する医師とクリニック、薬剤師が登録されていないと出せないものもあります。(登録が無いと出せる薬の選択肢が少なくなります。)
当院ではクリニック、医師ともに登録を済ませており、薬局とも連携をしております。受診ご希望の方は予約制になりますので、お電話いただきたくおねがい致します。
慶応義塾大学病院 小児科、大和市立病院 小児科、埼玉医科大学国際医療センター 小児心臓科、横浜市立市民病院 小児科、東京都立清瀬小児病院 小児循環器科。
日本小児科学会(小児科専門医)、小児循環器学会、日本外来小児科学会
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)
医学博士、小児科専門医、小児科指導医