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胸が凹んでいる?漏斗胸のお話

乳幼児の健診をしていると、胸の真ん中の骨(胸骨)のあたりがちょっと凹んでいるお子さんを時々見かけます。これは漏斗(ろうと)に形が似ていることから、漏斗胸(ろうときょう)と言い、1000人に1人程度で見られる比較的よくある疾患で、男児に多いという特徴があります。遺伝性の場合もありますが、大多数は関係ありません(散発性と言います)。

凹み方の深さは個人差が大きく、稀に重症な場合はその下にある心臓や肺などの臓器が圧迫されて症状が起こる場合もありますが、そういった例は滅多になく、ほとんどの例では無症状なので、その場合は何もしなくて問題ありません。しかし、見た目や形(医学的には整容性という言い方をします)を気にされて相談されることもあります。

軽度の場合は、水泳などの運動で胸筋を鍛えることで改善する可能性もありますが、凹みが強い場合や、お子さんご本人が気にしてメンタル的に影響を与えかねない場合などは、手術などによる治療が行われることがあります。実際に治療を要するかどうかは主に小児外科や整形外科、呼吸器外科の範疇になります。積極的なご相談や治療をご希望される場合は当院からも他施設にご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。

院長 三井 理恵
記事監修
院長 三井 理恵

群馬大学医学部医学科 修了、東京医科歯科大学医学部 皮膚科、東京医科歯科大学関連病院。

皮膚科専門医、日本アレルギー学会、接触皮膚炎学会、日本研究皮膚科学会

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小児科顧問 三井 俊賢
小児科顧問 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院(こうかんクリニックなど)

医学博士、小児科専門医、小児科指導医

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