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医院案内|川崎市幸区の小児科・皮膚科|ミューザ川崎こどもクリニック

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子育てに正解はあるのか

コロナとオリンピックで明け暮れた2021年も、もうすぐ終わろうとしています。年末にあたり、ふだん感じていることを書いてみようと思います。気軽にお付き合いください。 1970年代、私が子どもだった頃、本棚の「家庭の医学」の隣に「スポック博士の育児書」という本があったのを覚えています。1946年以降に売れた部数は何と聖書の次だとか。昔から子育てに悩む人は多かったのですね。その中身をかいつまんで書いてみ...

幼児のナッツアレルギーが増えています!

食物アレルギーの原因は、鶏卵、牛乳、小麦が多いということはよく知られており、これらで6割強(0歳児では95%)を占めます。その他の原因食物としては、ピーナッツや甲殻類(エビ・カニ)、そばなどをイメージされる方が多いのではないでしょうか。ピーナッツは、外見がナッツと似ているためナッツ類(木の実類)だと思われがちですが、実は豆類であり、大豆の仲間です。今回は、ピーナッツを含まない本来の「ナッツアレルギ...

解熱剤の使い方 ~座薬もためしてみませんか?~

11月とは思えない暖かい日が続いていますが、発熱で受診するこどもさんは増えてきています。原因のほとんどはウイルス感染ですので、残念ながら直接の治療薬はなく、自身の免疫とウイルスの戦いが終わるのを待つしかありません。でも発熱でしんどそうなときは、少しでも楽にしてあげたいですね。そこで解熱剤の登場です。解熱剤の効果は一時的で、病気の根本治療になるわけではありません。でも、体温を一時的に下げて楽になれば...

こどもの事故防止シリーズ③

~ぎんなん中毒について~ ぎんなんは食べ過ぎると中毒を起こすことをご存じでしょうか? ぎんなんは茶わん蒸しやおでん、炒っておつまみにするなど秋~冬の食卓にアクセントを添えてくれます。しかし大人も子どもも食べ過ぎには注意が必要です。 食べ過ぎると嘔吐やけいれんといった中毒症状が現れ、過去には死亡例も報告されています。 ぎんなんはビタミンB6と構造の似た4′-メトキシピリドキシンを含んでお...

おしりが痛い!血が出てる!?「裂肛」の話

元気なお子さんのおしりを拭いた後に血がついている、排便時にいきみが強かったり痛がる、うんちに血が混じっている、ということはありませんか? そんな時は、裂肛(れっこう)があるかもしれません。受診されると、便秘が判明することも多くあります。裂肛の主な原因は、便秘の硬いうんちが出る時に粘膜を刺激して炎症が起こることを繰り返し、徐々に裂け目が大きくなってできることです。すると肛門付近が痛くなるため、便を我...
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